食育

◯ 食 育 「楽しく食べる子どもを育てること」

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 食育指針が実現をめざす5つの子どもの像


 1  お腹が空くリズムの持てる子ども
(十分に遊び、充実した生活の保障、生活リズムの確立)近年、子どもの生活の夜型現象が指摘され、大人の影響を受けた子どもの睡眠不足や、朝食抜きなどの問題行動が生じています。
 2  食べたいもの、好きなものが増えるこども
(意欲的に新しい食物に興味・関心を持ち食べてみようとする環境づくり)子どもの食をサポートする為には、今、子どもが到達している点、もう少し努力したら出来る点を見極め、味覚の学習を進め、おいしさを味わう感覚を育てる。「食は学習なり」毎日、毎食ごとに繰り返される体験で子どもの五感が育ちます。
 3  一緒に食べたい人がいる子ども
 ( 食事を皆で準備し、一緒に食べ、食事を皆で楽しむ集いの形成)食卓での和やかな人とのふれあいは、自己の存在を気づかせ、安定感や信頼感を獲得して、子どもの心は安定し、人や社会とのかかわりを広げ社会性を身に付けていきます。
 4  食事作り、準備にかかわる子ども
 食事を作ることと食事の準備を結びつけ、食べることは生きる喜びにつながって行く事の自覚)幼児期後半頃から買い物や食事作り、食事の後片付けをする事で食事への興味や関心が高まり、家族の絆が深まる事が調査で明らかにされています。子どもが満足感や達成感を味わい、食の自立を獲得していく場でもある台所の重要性を見直し、台所を子育ての場に変えてみませんか?
 5 食べ物を話題にする子ども
 ( 会話のある環境・食材の栽培など命を育む営みとつながり)食を通しての体験的な学習は、子どもの意欲と生きる力を育てます。

◯給食室
 玄関から入って、たんぽぽ組の前が給食室になっていますので、子ども達は、毎日、食事を作っている様子を眺めたり、「今日の給食はなあに?」と楽しそうな会話を交わしています。 都会では、外注して給食を届けてもらう方式の園が増えてきていると聞きますが、園に給食室がある事の意味はとても大きなものがあります。子ども達の為に一生懸命においしいお給食を作ってくれる姿を実際に目に出来る事、毎日料理によって違うおいしい匂いに包まれた生活の場がある事は「食育」の観点からもとても大切な意味を持ちます。


 

◯手作りおやつのこだわり
 スーパーに行くと、有りとあらゆるお菓子が陳列棚に並び、どれもおいしいものがいっぱいです。 しかし、おいしいからと言って毎日、子どもが市販のおやつを食べ続けるとどうなるでしょう。実はおいしさの影には、化学調味料がたくさん使われていたり、砂糖や塩分の多いもの等がたくさん隠れています。ですから、子どもの内に、そうした濃い味を食べ慣れてしまうと、濃い味が好みとなってしまいます。最近では子どもでも生活習慣病が問題になっていますが、一生涯に渡って健康な身体で過ごす為にも、味覚の基盤が形成される乳幼児期に薄味に慣れてほしいとの願いから、薄味で、防腐剤の心配が無い、作りたてのおいしさの手づくりおやつを作っています。


 

◯調理員の心配り
 こども園では、手作りの良さを活かして、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに、そして食べやすいように子どもの口にあわせた切り方を心がけています。また、離乳食は3期に分けて個々の子どもの発達に合わせ、アレルギーをお持ちのお子様には医師の指示の基に除去食対応をさせて頂いています。


子どもをダメにする5つの「こ食」
孤食 小さい頃から独りで食事をしていると、発育に必要な栄養分が足りなくなるばかりか、社会性や協調性が身につかなくなります。
個食 家庭で食卓を囲んでいるのに、それぞれがバラバラに好きなものばかりを食べていると、好き嫌いが増えてしまいますし、何よりも、わがままな性格になります。
固食 いつも同じ食べ物しか食べようとしない、食べ物に強いこだわりを抱いているとやがて生活習慣病になるのは目に見えています。
小食 ダイエットを気にするあまり、食べる量を極端に少なくしたり、食欲が乏しくあまり食べない小食が続くと、栄養が足りずに、何をするにも無気力になります。
粉食 パンなどの柔らかいものばかりで育つと、噛む力が弱く、運動能力も育たなくなります。
  「健全な精神は健全な肉体に宿る」と昔から言われています。
 全くその通りで、子どもを育てる上でまず基本となるのは食生活です。最近「キレル」子どもが多く見られ、その延長線上には様々な犯罪に繋がって行く例が報告されていますが、これも決して「食育」と無関係ではありません。習慣とは恐ろしいもので、1度身についてしまうと改善するのはとても難しいものとなりますので、乳幼時期の今こそ、良い食習慣が身につくように家庭と園が連絡を取り合い、努力する事がとても大切になります。社会に出てから、箸の持ち方も身につかず、楽しい会話をする術も分からない、社会性の欠如した若者が増えて来ているとも言われます。子ども達がそんな大人にならない為にも毎日の食事を大切にしましょう。食事と食卓は身体と心の基本です。
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